Beyond Cassini

Case Study

BRIEF

NASAがこれまで打ち上げてきた宇宙探査機の中でも、前人未到の成功を収め宇宙ファンに愛されてきた土星探査機カッシーニの20年の偉大な功績と最後のミッションを讃える。

PROCESS

アーティストGabriel Pulecioとのコラボレーションによってカッシーニの生涯を体験する事ができるインスタレーション作品を制作。

RESULT

インスタレーションはカッシーニが過去20年間の探査中に採取してきたデータを使い、人生の走馬灯の様な体験をもたらす。

土星探査機カッシーニの旅を体験する映像作品

2017年9月15日、土星探査機カッシーニは土星に突入して大気圏で燃え尽き、探査機としての「生命」を終えます。そして、その生命が燃え尽きる最期の瞬間まで、カッシーニはデータを地球に送り続けます。本作は、惑星探査の歴史の中で多くの人に愛され、多大な功績をあげたカッシーニの偉業を称え、その成果を映像作品として体験する展示です。
人は生命の灯火が消える瞬間、走馬灯を見ると言う
人は生命の灯火が消える瞬間、走馬灯を見ると言われています。本作を通して、鑑賞者はカッシーニが歩んできた壮大な旅路と、最終ミッションによって燃え尽きる最期の瞬間を体験します。土星の北極やリングの画像、巨大ストーム、土星衛星タイタンの前生物的な化学研究や土星衛星エンセラダスから吹き出す巨大な氷の間欠泉など、カッシーニの歴史的な発見がもたらしたインスピレーションがビジュアライズされ、ミラーウォールやLEDで構成される無限空間内にカッシーニの視点による映像宇宙が繰り広げられます。カッシーニの旅が終焉に向かい、土星へ突入し大気圏で燃え尽きるその時、 これまでの数々の発見や探査機の様子が走馬灯のように押し寄せます。偉大な惑星探査機の「生命」が消え行く瞬間を目の当たりにして、鑑賞者は自ら人間の生命とカッシーニのそれとを重ね合わせることでしょう。

土星探査機カッシーニとは:
アメリカ航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)によって開発され、1997年に打上げられた土星探査機。土星軌道に投入されてからの10年間の成果として、200万回コマンドを実行、科学データを514GB収集、土星を206周回実施、土星の衛星を7つ発見、土星の衛星に132回フライバイ、科学論文を3039件発行、写真を33万2,000枚撮影、エンジン噴射を291回実施など、探査衛星として比類のない偉業を達成しました。そして9月に最後の任務として土星へ突入しながら燃え尽きるまで行われる最終ミッション「グランドフィナーレ」が実施されました。

Credits

WOW inc.:
Director: Tyler Bowers
Designers: Kouhei Nakama, Takuma Sasaki
Executive Producer: Hiroshi Takahashi
Producer: Go Hagiwara, Michiru Sasaki
KANDO Executive Producer: Yuki Tazaki

Gabriel Pulecio Studio:
Physical installation, Programming / Production
Direction, Design, Programming,
infinity original concept: Gabriel Pulecio
Structural Logistics: Paul Gaugon
Design Development: Danny Hudson
Engineering consultancy: Mike Claes
Cinematographer: Paul Bozymowski
Photographer: Eric Chang

Sound Design:
Jeff Dodson, Rainfall Film
Additional Sound and Music: Thibault Csukonyi

Offcial Sponsors:
TouchDesigner
Senovva

Special Thanks:
NASA, JPL
Lucas Morgan & Gary Lee and Derivative team / TouchDesigner
Sabrina Furusawa
Covalent artists, NYC Publicity Executive Producer, Erica L. Bernhard, P.A., Susana Lopez
Astro Athens

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