2022年4月にオープンした北九州市科学館「スペースLABO」では、国内最大の大型竜巻発生装置をはじめ、科学の不思議を体験・体感できる展示や、国内最大級のプラネタリウムなどが楽しめる。WOWは２階の常設展示スペース「サイエンスLABO」に設置された、２つの体験型映像の企画・演出・制作を担当した。 ミカタカワレバ ４つの円が並ぶ壁面に映し出される大型映像展示。来場者が科学的視点を持つきっかけづくりのために、１つの対象を異なる視点で観察したり、同じ視点から対象を比べてみる映像が交互に流れる。また幕間には、壁面の形状そのものを生かしたギミック映像も登場し、ものごとの見方を変えてみることの楽しさや驚きを演出した。 わからない！シアター 円形空間に広がるワイドスクリーンを使ったインタラクティブ型映像展示。中央のセンサーに手をかざすことで、宇宙の果てから地球の奥深くまで、まるで大きなエレベーターに乗り込んだような視点で、わからないことだらけの世界を自由に探索できる。日常のふとした疑問や、未だ科学で解明されていない謎たちとの出会いを通じて、あらゆることに疑問を持ち探求する姿勢の大切さに気づいてもらえるような体験をデザインした。