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1000年を遥かに超える歴史を持つ日本刀は、刀身のみならず刀装具にいたるまで全身が伝統工芸の極みともいえ、美術品としても世界に多くの愛好家を生み出しています。この、日本が誇る美術品にさらにグローバルな視点を加え、新しい佇まいをもたらすことは出来ないか?その取り組みのために我々は、世界的なデザイナー、マーク・ニューソン氏を招き、共に試行錯誤を重ねた末に遂に“aikuchi”を完成させることが出来ました。

“合口”は刀とはいえ鍔を持たず、本来は武器ではなく一種の「お守り」的なものでもありました。今回のプロジェクトでは、その意味と、柄と鞘がぴったり合うことから異文化の融合を表すために、“aikuchi”を、その名として用いています。「日本の美意識」と「伝統の工芸技術」、そして「革新のデザイン」によって創り上げた“aikuchi”を、ぜひこの機会に、間近で ご覧ください。

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メイキングムービーでは、aikuchiをデザインするにあたりマーク・ニューソンが東北を訪れ、 秀衡塗職人 佐々木 優弥氏、岩谷堂箪笥職人 及川 孝一氏、カロッツェリア MODI、そして大和伝刀工 法華 三郎氏達を訪れる旅を描いています。伝統的職人達と最先端の加工技術を持つMODIと出逢った印象と、そこで得た様々なインスピレーションを語ってくれました。