テクノロジーによりオーケストラの鑑賞体験をアップデートし、芸術文化により多様性の高い社会の構築と日本文化の発信を目指す「落合陽一×日本フィルプロジェクト」。今年もWOWは「映像の奏者」として参加し、昨年に続き、AIを活用した映像演出を行います。 本プロジェクトは、「五感で感じる、身体で聴く音楽」をコンセプトに、生の音楽の喜びを追求し、2018年以来デジタルとリアルの融合に取り組んできました。2023年からは、英国在住で日本を代表する作曲家・藤倉大氏とコラボレーションし、オーケストラによる日本文化探訪「承前啓後継往開来」を開始。日本各地の伝統的な音素材をオーケストラとテクノロジーの演出により、新たな光を当てて紹介しています。2年目の今回は、佐渡の「鬼太鼓」に着目し、地域を繋ぐ文化としてその魅力を紹介します。
作曲家ベルリオーズのプログラム・ノートをAIの「プロンプト」に活用 WOWは昨年からさらに進化・普及が進むAIと、飛躍的な画像処理技術により注目を集める3D Gaussian Splatting(3D ガウシアン・スプラッティング)を活用した映像演出を行います。今年は、本公演のために独自に制作したAI学習モデルを実装。メイン・プログラムである「幻想交響曲」では、作曲家ベルリオーズが残したプログラム・ノートの一部をAIに「プロンプト」として推論させるなど、画像の生成・セレクト・スイッチングにおいてAI技術を活用します。 また、佐渡・畑野の鬼太鼓では、3D Gaussian Splattingで奏者や観客を事前に3Dスキャンしたデータをステージ上の映像装置(11m×2m)に送出。奏者と観客、ステージと客席の境界がほどけ、3D空間上で会場にいる全員が一体化して祝祭を楽しむ演出を試みます。 現実と非現実の境界がゆらぎ、幻想と妄想が入り交じる一夜限りの不思議な宴「変幻する音楽会」を、ぜひ会場でお楽しみください。
■出演者 演出、監修:落合陽一 指揮:海老原光 映像の奏者:WOW 鬼太鼓:畑野熊野神社祭典青年鬼組(佐渡市)* トークゲスト:松田祐樹 [NPO法人 佐渡芸能伝承機構理事長] 進行アシスタント:江原陽子 管弦楽:日本フィルハーモニー交響楽団 ■公演概要 日時:2024年8月20日(火)19:00 開演 (18:00 ロビー開場 / 18:20 本開場) 場所:サントリーホール ▶日本フィルハーモニー交響楽団公式サイト ■公演プログラム 畑野の鬼太鼓* 藤倉大:Demon Dance [承前啓後継往開来II、日本フィル委嘱世界初演] * ベルリオーズ:幻想交響曲より「野の風景」「断頭台への行進」「魔女の夜宴の夢」 ほか *コンサート当日に会場ロビーにて、佐渡を体感するコーナーをご用意します。 ■会場チケット 料金[全席指定・消費税込] SS席 ¥12,000(優先入場特典・お土産つき) S席 大人¥8,000、子供¥2,500 A席 大人¥6,500、子供¥1,000、Ys席(25歳以下)・ダイバーシティ席(障害者手帳保持者) ¥2,000 ▶チケット購入 ※子供:小学生〜高校生(未就学児は入場できません)、Ys席:25歳以下の方対象/A席 ※Ys席・ダイバーシティ席は日本フィル・サービスセンターのみで取り扱います。 ※聴覚障害のある方にはXmodを用いた振動デバイスをご用意します。(限定20席程度、対象席は後日販売開始予定、日本フィルのみ取扱) ※託児サービス(事前申込制、有料):イベント託児®マザーズ TEL : 0120-788-222(平日10:00〜17:00) クラウドファンディングREADYFOR (8/27(火)23:00まで) フィールドワークやワークショップを通した「音楽の喜びあい」を支援してくださるサポーターも募集しています。コンサート前後に公演の喜びを拡げるイベントやアイテムをつけたご支援を呼び掛けています。ご支援はクラウドファンディング「READYFOR」で承っています。皆様とともに、音楽による芸術ならではの喜びを拡げていきます。 コンサートの支援はコチラから。 ■主催・企画・制作 公益財団法人日本フィルハーモニー交響楽団 *令和6年度日本博2.0事業(補助型)(独立行政法人日本芸術文化振興会/文化庁) ■共催 佐渡市 ■協力 ジセカイ株式会社、WOW inc.、raw、TBWA\HAKUHODO、サントリーホール、ほか ■機材協賛 株式会社プリズム
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