The View From There
Japan Car at Design Platform Japan | 2008
プロローグ 田園の上に突如現れる高速道路、ビルの間を縫うように張り巡らされた首都高速道路、独自のルールに則って工夫をこらしたサイン...。そんな日本独特の交通環境を背景に生み出されるさまざまな機能や役割を与えられたクルマたち。郊外から大都市へと移り変わる視点は、それらクルマをすべて飲み込み現代日本の風景を象徴しているようにも見える。さまざまなアイデアにあふれたクルマを生み出す日本の背景にある独自のモビリティを幻想的に描き出す。 作品について グラフィックデザイナーの原研哉氏と建築家の坂茂氏が主宰する、デザイン・プラットフォーム・ジャパンが行った第1回の企画展「Japan Car」のために制作した作品。クルマのエクステリア・デザインではなく、そのクルマが生まれた背景やそのデザインモチーフなどに注目したこのエキシビション全体のイメージを感じとってもらうために、さまざまなアイデアにあふれたクルマを生み出す日本という国が持つ、独自のモビリティを幻想的に表現した。 展示について 会場の入り口付近に設置された横9mのスクリーンいっぱいに、3台のプロジェクターを使って投影された。会場内にはこの映像の音以外に音楽的な要素はなかったので、会場全体に聞こえても邪魔にならず、映像にもきちんとしたアテンションがつくように、音の設計にはいつも以上に注意を払った。









Credit
Creative Director / Planner : Kosuke Oho Director / Planner : Takuma Nakazi Visual Designers : Takuma Nakazi, Daihei Shibata, Daisuke Moriwaki Producer : Kazuhiko Kameda Music Composer : Hideaki Takahashi