土星探査機カッシーニの旅を体験する映像作品 ニューヨークのギャラリーhpgrpにて展示
この度、ニューヨークのギャラリーhpgrpにて、新作のオリジナルアート作品「BEYOND CASSINI (ビヨンド カッシーニ)」を展示します。本作は、WOWとNYを拠点に活動しているアーティストGabriel Pulelcioのコラボレーションワークとして、土星探査機カッシーニが達成した偉業を体験型の映像作品として展示します。展示期間は、カッシーニが「グランドフィナーレ」と呼ばれる最終ミッションを終える2017年9月15日(金)当日から9月27日(水)まで。
作品背景 2017年9月15日、土星探査機カッシーニは土星に突入して大気圏で燃え尽き、探査機としての「生命」を終えます。そして、その生命が燃え尽きる最期の瞬間まで、カッシーニはデータを地球に送り続けます。本作は、惑星探査の歴史の中で多くの人に愛され、多大な功績をあげたカッシーニの偉業を称え、その成果を映像作品として体験する展示です。 作品概要 人は生命の灯火が消える瞬間、走馬灯を見ると言われています。本作を通して、鑑賞者はカッシーニが歩んできた壮大な旅路と、最終ミッションによって燃え尽きる最期の瞬間を体験します。土星の北極やリングの画像、巨大ストーム、土星衛星タイタンの前生物的な化学研究や土星衛星エンセラダスから吹き出す巨大な氷の間欠泉など、カッシーニの歴史的な発見がもたらしたインスピレーションがビジュアライズされ、ミラーウォールやLEDで構成される無限空間内にカッシーニの視点による映像宇宙が繰り広げられます。カッシーニの旅が終焉に向かい、土星へ突入し大気圏で燃え尽きるその時、 これまでの数々の発見や探査機の様子が走馬灯のように押し寄せます。偉大な惑星探査機の「生命」が消え行く瞬間を目の当たりにして、鑑賞者は自ら人間の生命とカッシーニのそれとを重ね合わせることでしょう。 土星探査機カッシーニとは アメリカ航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)によって開発され、1997年に打上げられた土星探査機。土星軌道に投入されてからの10年間の成果として、200万回コマンドを実行、科学データを514GB収集、土星を206周回実施、土星の衛星を7つ発見、土星の衛星に132回フライバイ、科学論文を3039件発行、写真を33万2,000枚撮影、エンジン噴射を291回実施など、探査衛星として比類のない偉業を達成しました。そして9月に最後の任務として土星へ突入しながら燃え尽きるまで行われる最終ミッション「グランドフィナーレ」が実施されます。
Visuals flash back through time giving viewers highlights of this dying satellite’s life.
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「BEYOND CASSINI」展示概要 会期:2017年9月15日(金)〜 9月27日(水) 時間:11:00〜18:00(休廊日:日曜日・月曜日) 会場:hpgrp GALLERY NEW YORK 住所:434 Greenwich Street , New York, NY 10013, USA tel:1-646-838-8979 入場料:無料 ▶hpgrp GALLERY NEW YORK オープニングレセプション 日時:2017年9月15日(金) 時間:18:00〜20:00 会場:hpgrp GALLERY NEW YORK Gabrial Pulecio:アーティスト、AKA Lustix 主催 ニューヨークを拠点に活動しており、アート、テクノロジー、モーションデザインを横断する作品を発表している。近年では、デジタルとフィジカルの領域を超える作品に取り組んでいる。本人主宰のスタジオAKA Lustixは、空間の研究やプロトタイプの創作だけでなく、本人の作品も展示するインタラクティブなショウケースも兼ねている。 ▶website Jeff Dodson : Composer, Sound Designer Thibault Csukonyi : Additional Sound and Music Erica L. Bernhard : Executive Producer
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