オーケストラが誕生して約300年。その間、写真、映像といったメディアが生み出され、進化してきましたが、指揮者と楽器奏者で構成されるオーケストラの構造はずっと変わっていません。しかし、このコンサートでは、「映像装置」を楽器奏者として加え、オーケストラという編成をトランスフォーム(=変態)します。この楽器としての映像装置のスコア(楽譜)を新たに書き起こすのが落合陽一氏です。コンサートでは、曲目ごとにオーケストラが様々に変態していきます。これまでの「音楽」に映像が従う、または「映像」に音楽を合わせる主従の関係をDISRUPTION® (創造的破壊)して、映像も音も、並列の関係でオーケストラとして再構築します。「現代の魔法使い」落合陽一氏が、テクノロジーによってオーケストラを変え、耳、目だけでなく全身で体感する新たな「体験」を提供します。 WOWは、「映像の奏者」として本プロジェクトに参加。オーケストラの重厚な構成や音の豊かさを、視覚から与える新たな要素によって意訳、拡張して伝えることを試みます。オーケストラやクラシック音楽に精通していない方々にも充分に楽しんでもらえるよう、ビジュアルデザインによって理解の橋渡しをする役割を担います。
落合陽一x日本フィルプロジェクトVol.2 「変態する音楽会」 日時:2018年8月27日(月)19:00開演(18:00開場) ※開演前18:50から落合陽一氏によるプレトーク 会場:東京オペラシティ コンサートホール タケミツ メモリアル 出演:日本フィルハーモニー交響楽団 / 落合陽一(演出) / 海老原光(指揮) / WOW (ビジュアルデザイン) / 江原陽子(進行アシスタント) 演奏曲目:ドヴォルジャーク:スラヴ舞曲第1番 / ブラームス :ハンガリー舞曲第1番 / サン=サーンス :交響詩《死の舞踏》(ヴァイオリン・ソロ:鎌田泉) / ビゼーによる舞踊組曲(海老原光編) / 《アルルの女》第2組曲-ファランドール / 《カルメン》組曲 - ハバネラ、アラゴネーズ、セギディーリャ、ジプシーの踊り / ラヴェル :ボレロ 主催:公益財団法人日本フィルハーモニー交響楽団 協力:ピクシーダストテクノロジーズ、TBWA\HAKUHODO、富士通株式会社、株式会社プリズム 助成:東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京 チケット購入:日本フィルハーモニー交響楽団 ※6月15日より一般発売開始 ※未就学児の入場はご遠慮ください。は
「Tokyo Light Odyssey」Webby Awardを受賞
国際デジタル芸術科学アカデミーによって毎年主催され、インターネット界で最も名誉ある賞として「インターネット界のアカデミー賞」とも評されるアメリカのWebby Award。第22回となる本年は、アメリカ50州に加え世界から70カ国以上、13,000件を超えるエントリー数となり、Webby People's Voice Awardsでは70万人が300万票投票するなど、過去最大規模となりました。WOWは、Film & Video: 360-Video部門にて「Tokyo Light Odyssey」が受賞、また、Film & Video - Art & Experimental部門でも同作がノミネートされました。 Tokyo Light Odyssey 夜のとばりに包まれた高層ビルの光、街頭のネオン、電車や道行く車のヘッドライトから家々が湛える暮らしの灯りまで、暗闇から現れる星屑のような街の断片を浮遊しながら、東京という都市の新たなビジョンへと至る、全天球型のモーショングラフィックス。 本作は、モーショングラフィックスの新たな可能性を問うWOWの社内プロジェクト「Beyond Motion Graphics」から誕生。VRの技術的側面に加え、それによって切り拓かれるべき映像=アートとしての表現性に注目した。 ▶ Webby Award ▶ Tokyo Light Odyssey on Webby Award ▶ Tokyo Light Odyssey
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