kagami / Real-Time Face Generator
人間の顔を立体的に生成する「立体鏡」インスタレーション「kagami / Real-Time Face Generator」が公開となりました。 体験者の顔をフェイススキャナーでスキャンすると、コンピューター上で3Dモデルデータが生成。そのデータをもとに、約5000本のロッドがモーターにより押し出され、リアルタイムに立体的な「顔」が造り出されます。その「顔」に、「花鳥風月」をテーマにした朝顔、竹、蝶、カワセミ、トキ、夕焼け、桜、金(月)などをモチーフとしたエレクトリック・メイクアップアートがプロジェクションされます。 Play Movie ▶kagami / Real-Time Face Generator
本作は、「OMOTE」にインスピレーションを受けた花王株式会社のプロジェクトチームとWOWがコラボレーションして制作。企画から完成まで約1年を費やして完成し、本年9月に新設されたKao COCOLABミュージアムに設置されました。
花 鳥 風 月 / Real-Time Face Tracking & Projection Mapping
本作は、「kagami / Real-Time Face Generator」のスピンオフ作品として制作。自然界の色をテーマにしたリアルタイムフェイストラッキングのプロジェクションマッピング「Connected Colors」の続編作品でもあります。 「kagami」同様、「花鳥風月」をテーマとした本作。花、鳥、風、月を表す「花鳥風月」は、日本の自然の美しさを象徴する言葉であり、同時に自然の有する多様性や調和を示唆しています。かつて人々はその一員として、凛とした美しさ、霊的な生命の流れの中に身を置き、寄り添うように生きてきました。そこに日本が誇るべき美しい価値観、アイデンティティーが存在すると考え、そのあり方をエレクトリック・メイクアップアート作品として表現しました。今回、これまでのテクノロジーに加え、新たに再新鋭の4K/240Pプロジェクターを使用することにより、繊細な肌やメイクアップの質感、躍動感をどこまで表現できるかに挑戰しました。 Play Movie ▶花 鳥 風 月 / Real-Time Face Generator
「kagami」「花 鳥 風 月」は、浅井宣通(WOW)がクリエイティブ&テクニカル・ディレクターを務め、企画・開発・ディレクションを担当。メイクアップ・アートは、Connected Colorsでもコラボレーションした冨沢ノボル氏。美しいメイクアップ・アートをベースに、自然の生命感、躍動感をWOWがCGアニメーションで表現しました。また、音楽は自然界のノイズだけで音を表現するhatis-noitが担当。草原の風の音、水の音、鳥のさえずり等、hatis-noitの生まれ故郷である北海道の大自然のノイズを、自らの記憶の中から紡ぎ出しました。 Staff Creative / Technical Director : Nobumichi Asai [WOW] Director : Shingo Abe [WOW] CG Designer : Tsutomu Miyajima [WOW], Ryo Kitabatake [WOW] Producer : Shinichi Saeki [WOW] Project Manager : Ayaka Motoyoshi [WOW] Make-Up Artist : Noboru Tomizawa [CUBE Management Office] Music & Vocalist : hatis noit Kao COCOLAB Project
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