AIR HUB TOKYO
Panasonic │ 2024
パナソニックの空質空調ソリューションの実験施設「AIR HUB TOKYO」にて、WOWは目に見えない空気質や気流を視覚的に把握できるビジュアルサイネージと、空調機器を操作するタブレットアプリを企画・制作した。システム開発にあたっては、「AIR HUB TOKYO」での実証実験に加え、パナソニックの他施設や近畿大学での応用実験も実施。単なる室内環境の可視化にとどまらず、データ表現の幅を広げることで、情緒性も備えたサイネージシステムを実現した。
ビジュアルサイネージ
01.

ビジュアルサイネージでは、空気質や消費電力量といった数値情報や、目に見えない気流の状態など、さまざまな空間要素を表示。情報を直感的に捉えやすくするために、多様なビジュアル表現を実装した。また、空気質データをリアルタイムに取得するために、センサーモジュールの開発から取り組んだ。 空気質・消費電力量の可視化 インジケーターによるシンプルな表現や、室内環境のルックが変化する体感的な表現を導入。さらに、植物が生息する自然環境が、消費電力量のデータに連動して移り変わる情緒的な表現も試みた。 気流の可視化 室内の気流を図解のように直接描きこむ手法から、気流をリアルタイムにシミュレーションし描写する手法まで、伝える情報の性質や目的にあわせて演出した。






タブレットアプリ
02.

タブレットアプリは、部屋ごとの状態をリアルタイムで確認しながら、複数の空間を一括で管理できるように設計。温度や湿度といった数値による操作だけでなく、快適性を表す体感指標を加えることで、感覚による基準をもとに制御できるインターフェースを構築した。




Credit
Director / Designer / Programmer : Takeshi Funatsu Technical Director: Kensuke Arakawa Programmer : Yuya Umeta, Sunataro Hosoi UI Designer : Takaaki Morita CG Designer : Kenji Tanaka, Takuma Sasaki, Kosuke Sugitani Producer : Shinichi Saeki Project Manager : Ryoma Yamashita, Ken Ishii