WOWはカテゴリーやメディアを横断した表現活動を展開し、「人々の心に躍動を生み出す」という理念のもと創作に取り組んでいます。その多種多様な表現は、所属するクリエイター個人が持つユニークネスと創作への衝動を土壌にしてきました。創作や制作プロセスの価値が揺らぐ現代において、改めてそれらの重要性を見つめ直す試みとして、2025年に「I.CEBERG(アイスバーグ)」プロジェクトを開始。この度、I.CEBERGによる「氷塊のなかに、怪物を求める」をTOKYO PROTOTYPEにて展示します。
▶ 衝動と非合理が紡ぐ創造価値「I.CEBERG」プロジェクト始動
氷塊のなかに、怪物を求める—Roars Inside the Iceberg
この世界には実在しないが、誰の心にも潜んでいる。恐れや憧れ、醜さや愛しさといった相反する感情が折り重なった、まだ言葉になってすらいないもの。それらを「怪物」と呼ぶ。I.CEBERGは、表現を通して怪物を求めるアートコレクティブだ。参加するアーティストたちは、物理・造形・コラージュなど多様なテーマを持つ「メゾン」として、デジタルとアナログ、人工と有機の境界を越える表現を探究している。
現代は怪物が一掃されていく時代だ。それは、AIが「最適解」という聞こえのいいキーワードで、葛藤や矛盾、偶然性といった“人間としての深み”を覆い隠していく状況である。そこでは、心の底に沈んでいた、こわくて、かっこよくて、ときに愛おしい怪物が消えていく。I.CEBERGが氷塊から掘り起こそうとしているのは、そうした怪物たちだ。
本展では、5名のメゾンによる主要作品と、その制作過程で生まれた個々の物語を組み合わせ、氷塊の内部をのぞき込むような体験を構成する。来場者は、怪物に向き合うメゾンの旅路を追体験しながら、いつのまにか自身の内側に潜む怪物と向き合うことになるだろう。
可視と不可視、こわさと好奇心が重なりあうこの展示そのものが、I.CEBERGの求める“物語”の輪郭だ。
「TOKYO PROTOTYPE」
虎ノ門ヒルズの街なかおよびTOKYO NODEを舞台に、クリエイター・アーティスト・企業が領域を越えて集い、AI・ロボティクスなどのテクノロジーを活用した実験的なプロダクトやアートなどの「プロトタイプ」を展示する都市型クリエイティブフェスティバルです。大阪・関西万博やミラノデザインウィーク、アルス・エレクトロニカなど、国際的な舞台で注目を集めてきた作品をはじめ、GOOGLE HARDWARE DESIGN STUDIO や ZOZO NEXTといった企業から、東京大学や慶應義塾大学大学院などの研究機関まで、領域を越えた計26組のクリエイター、アーティスト、企業などが一堂に会します。
開催概要
日程:2026 年1 月29 日(木)– 1 月31 日(土)
場所:虎ノ門ヒルズ街なか各所およびTOKYO NODE他
時間:11:00-21:00
料金:無料
主催:森ビル株式会社 TOKYO NODE LAB・日本テレビ放送網株式会社
協力:文化庁
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